NDAを電子契約にする手順|相手が迷わない送り方

NDAを電子契約にする手順|相手が迷わない送り方

NDA(秘密保持契約)を電子契約で締結する時に止まりやすいポイントを先回りして解消。署名者の決め方、メール文テンプレ、共同NDA・添付資料の扱いまで流れで整理。

NDAを電子契約にする手順|相手が迷わない送り方

NDAって、内容より先に「締結が遅い」で困りがちです。
相談や商談は進めたいのに、NDAが片付かないと資料が出せない。
そこで電子契約にしたくなるんだけど、相手が慣れてないと別の場所で止まるんですよね。
このページは、相手が迷わず進められる「送り方」に絞って、手順をまとめました。

結論:NDAは「署名者の確定」と「短い案内」で通る

結論から言うと、電子NDAはここさえ押さえれば止まりにくいです。
①相手の署名者(決裁者)を先に確定
②案内は2行で終わらせる(確認→署名)
③「無理なら紙でもOK」を逃げ道として一言添える
相手は反対しているより、ただ「責任が怖い」「手順が不安」なだけなことが多いです。
先に決めること 理由 すぐ効く工夫
署名者(相手) 窓口担当は押せず、社内回覧で止まりやすい 「署名者をご指定ください」を先に聞く
締結期限 後回しが続くと資料共有が遅れる 期限+理由(資料共有のため)を一行
添付資料の扱い 資料が先に出ると不安が強まる 締結後に共有、と順番を明記

ポイント:NDAは「細部の正しさ」より、締結までの流れが整っているかで速さが決まります。

電子NDAで止まりやすいポイント(5つ)

電子NDAで止まるのは、だいたいこの5つです。
先に分かっているだけで、メールの文面が短くなります。
止まり方 相手の状況 こちらの一手
① 誰が署名するか不明 窓口担当が判断できない 署名者(決裁者)の指定をお願いする
② メールが届かない 迷惑メール・隔離 件名固定+再送テンプレ
③ リンクが開けない 社内制限・ブラウザ PCで開く案内+別宛先再送
④ 内容確認が面倒 忙しくて後回し 要点(期間・目的)を一行で添える
⑤ 共同NDAで混乱 当事者が複数 署名順・並列の方針を最初に宣言

見方:相手を動かすのは長い説明じゃなく、迷いを減らす短文です。

NDAを電子契約にする手順(6ステップ)

  1. テンプレを確定:自社ひな形か、相手ひな形かを決める(揉めやすいのはここ)。
  2. 当事者名を整える:社名の正式表記/住所/代表者名(必要な範囲)を揃える。
  3. 署名者(相手)を確定:窓口担当のまま送らない。決裁者が誰かを先に聞く。
  4. 締結期限を決める:「資料共有のため○日まで」など理由を一行添える。
  5. 送付(案内は2行):確認→署名、迷ったら返信、の形だけ残す。
  6. 締結後に資料共有:順番を守ると相手の不安が減る。
NDAは「資料を出すための入口」なので、ここに時間を使いすぎないのが大事です。
そのために、署名者の確定案内短文化を先に整えます。

相手が迷わないメール文テンプレ(コピペOK)

① 事前打診(相手が不慣れそうな時)

件名【ご確認】NDA(秘密保持契約)の締結方法について
本文 お世話になっております。資料共有に先立ち、NDA(秘密保持契約)の締結をお願いできればと思います。
郵送ではなくオンライン(電子契約)での締結も可能でしょうか。可能な場合は手続き用のメールをお送りします。
難しい場合は郵送で進めますので、お手数ですがご希望をお知らせください。

狙い:相手に「選べる形」を渡すと返答が返りやすくなります。

② 署名依頼(短文・2行手順)

件名【NDA】ご署名のお願い(オンライン締結)
本文 お世話になっております。NDA(秘密保持契約)の締結につき、オンライン(電子契約)でお手続きをお願いいたします。
本メール(リンク)から内容をご確認いただき、画面の案内に沿ってご署名ください。迷った場合は本メールへご返信ください。
進行の都合上、可能でしたら○月○日までにご対応いただけますと助かります。

コツ:期限は「急げ」ではなく、資料共有のためなど理由を一言添えると角が立ちにくいです。

③ 署名者が不明な時(先に確定する)

件名【ご確認】NDAの署名者(ご担当者様)について
本文 お世話になっております。NDA(秘密保持契約)の締結にあたり、貴社でご署名いただくご担当者様(決裁者様)をご指定いただけますでしょうか。
ご指定いただけましたら、オンライン(電子契約)の手続きメールをお送りします。よろしくお願いいたします。

共同NDA・添付資料がある時の扱い

NDAは、2社だけじゃなく3者以上になることがあります。
この時に止まらないために、最初の案内で「進め方」を決めておくと安心です。
状況 決めておくこと おすすめ
共同NDA(3者以上) 署名順/並列署名 迷ったら順番署名(確実)
添付資料(別紙)がある 資料共有のタイミング 締結後に共有(順番を明記)
相手ひな形で進める 修正点の合意 条番号+一行でやり取り(長文にしない)

ポイント:当事者が増えるほど、説明を増やすより「手順の宣言」が効きます。

質問と回答

Q:NDAは相手が慣れてなくても電子契約で進めていい?
A:進められます。事前打診を入れて「難しければ郵送でもOK」の逃げ道を添えると、相手の心理負担が下がります。
Q:相手の窓口担当が「自分は押せない」と言ったら?
A:署名者(決裁者)の指定をお願いするのが早いです。宛先が確定すると、督促も再送もやりやすくなります。

今日やること(Step1-3)

Step1:相手の署名者(決裁者)を先に確定する
Step2:案内文は「確認→署名」の2行にする(迷ったら返信の逃げ道)
Step3:資料共有は締結後、と順番を明記して不安を減らす

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