

電子契約の導入で、意外と詰まりやすいのがここです。
相手が電子契約に慣れていない(または不安がある)ケース。
結論:相手が不安なのは「電子契約そのもの」ではなく、手順が分からない/責任が怖いことがほとんどです。
だから、説明は長文より短く・具体的に・選択肢付きが一番通ります。
| 相手の不安 | 本音 | こちらの返し方 |
|---|---|---|
| やり方が分からない | 間違えて責任を負いたくない | 手順を1〜2行で案内する |
| 押印がないと不安 | 社内ルールが紙前提 | 紙も可能と伝えつつ、まず電子を提案 |
| 法的に有効? | 揉めた時が怖い | 証跡が残ることを短く説明 |
| メールが怪しい | フィッシングが怖い | 事前連絡+件名を固定する |
| 社内で回せない | 承認フローが複雑 | 署名者・確認者の動きを分けて説明 |
ポイント:相手の不安は「説明が足りない」より「安心材料が足りない」。安心材料は短い文章+選択肢で出すのが最速です。
相手が慣れていない場合、いきなり署名依頼メールを送ると「怪しい」「後回し」にされがちです。
まずは短い打診を1通入れるだけで、通過率が上がります。
件名:契約書の締結方法について(電子契約の可否確認)
本文:
お世話になっております。契約書の締結につきまして、郵送ではなくオンライン(電子契約)での締結も可能でしょうか。
可能な場合は手続き用のメールをお送りします。難しい場合は、従来通り郵送で進めますのでお知らせください。
よろしくお願いいたします。
コツ:「無理なら郵送にします」と添えると相手の心理的ハードルが下がります。電子契約に慣れていない相手ほど、この一言が効きます。
署名依頼メールは、丁寧に書くほど読まれません。短い方が動いてもらえます。
件名:【契約書】ご署名のお願い(オンライン締結)
本文:
お世話になっております。契約書の締結につきまして、オンライン(電子契約)でお手続きをお願いいたします。
本メール(またはリンク)から内容をご確認いただき、画面の案内に沿ってご署名ください。
ご不明点があれば、このメールにご返信ください。よろしくお願いいたします。
安心材料の一文(任意で追加):
署名・確認の履歴が残るため、締結後も確認しやすい形で管理できます。
相手が慣れていない場合、「不安の質問」が飛んできます。ここで長文を返すと逆に止まります。
以下は、短く返すためのテンプレです。
返しテンプレ:
ご不安があれば郵送での締結も可能です。
ただ、今回はオンラインで署名・確認の履歴が残る形で進められますので、まずは電子契約で進めてもよろしいでしょうか。
返しテンプレ:
電子契約でも、当事者が合意して締結した記録(署名・確認の履歴)が残る形で手続きできます。
もし社内ルールで紙が必要な場合は、郵送での対応も可能です。
返しテンプレ:
事前にご案内した契約締結のメールです。件名は「ご署名のお願い(オンライン締結)」でお送りしています。
ご不安があれば、こちらのメールに返信いただければ確認します。
返しテンプレ:
署名者のご指定が必要でしたら、貴社内でご担当の方(決裁者様)へ転送いただければ大丈夫です。
どなたを署名者にすべきか分からない場合は、貴社の窓口の方に一度ご確認ください。
電子契約は未署名で止まりやすいので、催促メールの型を決めておくとスムーズです。
件名:【ご確認】契約書のご署名について(オンライン締結)
本文:
お世話になっております。先日お送りした契約書のご署名について、念のためご確認です。
お手すきの際にご確認いただけますと幸いです。ご不明点があればご連絡ください。
よろしくお願いいたします。
件名:【期限のご案内】契約書のご署名について
本文:
お世話になっております。契約開始に伴い、恐れ入りますが〇月〇日までにご署名のご対応をお願いいたします。
もし社内手続きの都合でお時間がかかる場合は、目安のスケジュールだけでもご共有いただけますと助かります。
よろしくお願いいたします。
コツ:催促は「急いでください」より、期限と理由を添える方が通ります。相手が動きやすい“言い訳”を渡すイメージです。
相手が電子契約に慣れていない時は、長い説明より短い安心材料が効きます。